地域に愛されるアットホームな醸造所
大津市本堅田の住宅地の中にひっそりと佇むのが「近江麦酒」。オリジナリティ溢れるクラフトビールが売りの、この春新しくオープンしたばかりのお店です。
試行錯誤を繰り返すビール作り
1つのビールが完成するまでの工程はとても長いんです。最低でも、なんと2週間はかかるのだとか。
ビールの原料である麦芽。その麦芽を選ぶところから、店主の山下さんはこだわりを持っています。試行錯誤を繰り返しどんなビールを作るか、どんな味にするか、を考え数種類の麦芽を選んだら、粉砕機で粗挽きします。
麦芽の粉砕が終われば、糖化とろ過を行います。
糖化は60℃から72℃くらいのお湯に麦芽を漬け込み、デンプンを糖に変えていく工程。ろ過は糖化した麦芽から麦芽粕を取り除き、麦汁と呼ばれる液体を抽出します。その後、出来た麦汁を60分~90分ほど煮沸し、たんぱく質などを取り除きます。この過程でホップと呼ばれるビールの原料を加えますが、近江麦酒のビールはここで一つ工夫があります。
風味豊かなオリジナルクラフトビール
近江麦酒最大の魅力は、他にはないオリジナルのクラフトビールを製造・販売していること。はちみつを取り入れたペールエールや近江のお米とレモンを使ったセゾンなど、バラエティ豊かなオリジナルのクラフトビールなんです!
季節にあった素材を使ったビールはまさに絶品。最近ではイベントのために、鮒ずしのビールを作ったのだとか!
このクラフトビールの味の決め手となる材料は、ホップを加える工程で一緒に追加されます。ここで全ての味が決まると言っても過言ではないので慎重に味を調整していきます。
麦汁にホップを加えたら麦汁を回転させ、ホップ粕などを沈殿させて除去します。その後、冷蔵・発酵などの工程を経て、約2~3週間でビールが完成します。
日々進化するビールを提供
近江麦酒は醸造所だけでなくビアバーとしての顔も持っています。
小さいながらも明るく活気のある店内は、お店の開く時間が限定的ということもあり、すぐに満員に。お客さんは地元の方が多く、地域に愛されているお店なんです。
お店の開店時間はFacebookをチェックしてくださいね。
なかなかお店が開いている日にお店に行けない!という方は、道の駅などでも販売されているので立ち寄った時に探してみてはいかがでしょうか。
店主の山下友大さんは日々進化するビール作りをしています。納得する味になるまで試行錯誤を繰り返し、少しずつ変化する味にお客さんが気付くと嬉しくなるんだとか。特に、「前のビールより美味しくなったね」と言われるのが何より嬉しいんだそうです。
店主のこだわりがつまったクラフトビール。是非一度、その味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
基本情報
スポット名 | 近江麦酒 |
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住所 | 大津市本堅田3-24-37 |
電話番号 | |
URL | https://www.facebook.com/omibeer.jp/ |
アクセス | |
営業時間 | 16:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
■お店からの一言: