香ばしさに惹かれるカレー専門店
古い町並みが残るたかしまびれっじ。カレーの香ばしい匂いに誘われて「カリー食堂キッカ」の前で足が止まります。実は「ワニカフェ」の店主がお店の隣にオープンした新店舗なんです。ずっしりとした木の扉を開けると、スパイスから作る旬の食材を活かしたカレーと、食堂に立ち寄るような気さくな時間が出迎えてくれました。
店内に入ると、部屋中に漂うのは美味しそうなスパイスの香り。ボードのメニューからカレールーを2種類選んで、カウンターで注文するスタイル。定番のものや、週替りで季節の食材を使ったカレーが楽しめます。気になるものばかりで、全部試してみたくなりますよね。
スパイスの風味と旬の食材を活かしたカレー
「きっかのあいがけカリー 1,150円」(「川エビとセロリ」,「近江牛の花山椒 ※+100円~」)
スパイスの香ばしさがふんわりと立ち込め、思わず食欲がそそられます。地元でとれた新鮮野菜や旬の食材をふんだんに使用。野菜のトッピングはカレーに合うものを店主がすべて手作り。すかさず写真に収めたくなるほど綺麗な仕上がりです。インドではカレーの口休めにラッシーを飲む食文化があるらしく、セットでラッシーもどうぞ。
「食材の出汁を活かしたカレーは奥深い味になる」と話す店主。野菜だけでなく牛肉や川魚など、食材が持つ出汁の旨みを活かすことで深い味わいのカレーになるのだそう。
キッチンにはスパイスがずらり!スパイスの使い方で香りや風味が全然違うのだとか。市販のルーは20~30種類のスパイスを使って誰もが美味しい味付けになっているらしく、使用するスパイスの種類が少ないほど味に個性が出るのだそう。このお店では一つのルーに10種類ほどを合わせることで、それぞれの個性を活かしてカレーの旨みを深めています。
※スパイスを効かした大人向けのカレーとなっているため、お子さまのご来店はお断りしているそうです。
築100年の古民家をリノベーション!
店内は木の温かみがあふれる空間に。なんと築100年の蔵らしく、外観や柱はそのままで店内をリノベーションしたのだそう。古民家の趣があふれる店内は、どこか優しく懐かしさが漂う空間になっています。
店内のお洒落なインテリアは店主の好みなのだそう。センス良く飾られたドライフラワーやハーブなどは自分で作ったりすることもあるのだとか。
高島で”どなたでも”美味しいカレーで満たされて
こちらが店主の岡野 将広さん。高島の活性化を目指した「ワニカフェ」のオープンから4年、今まではフレンチやイタリアン料理を手がけていましたが「フレンチやイタリアンの知識でカレーを作ると面白いのでは?」と考え、新たにカレー専門店をオープンしたのだと言います。
「カフェの隣に食堂なんて…」という指摘も多々あったらしいのですが、”必ずワニカフェと共に地域を活性化する方法がある”と挑戦心を抱いていたのだとか。
みなが県外に出て行くけれど、高島は自然のパワーがあふれていて魅力がたくさんあると話します。この食堂やカフェを求めて、高島へ足を運ぶ人を増やすことが岡野さんたちの目標なのだそう。「これから何ができるのか、とってもわくわくしています!」と無邪気な笑顔を見せてくれました。
高島で新たに始まった「カリー食堂キッカ」。キッカとは禅語で『喫茶去(きっさこ)=お茶でも召し上がれ』から由来して、“どなたでも”という優しい想いが込められています。こだわりの味だけれどみんなが大好きなカレーだから、お腹を満たしたい人が気軽に訪れられる場所にしたい「だから、”食堂”なんです」。そう話す岡野さんの新たな挑戦がスタートしました。
高島の恵みを受けた美味しいカレーをいただいて、お腹も心も幸せに満たされてみませんか?
基本情報
スポット名 | カリー食堂キッカ |
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住所 | 高島市勝野1401 |
電話番号 | 0740-36-2913 |
URL | https://www.facebook.com/WaniCafe/ |
アクセス | たかしまびれっじ「ワニカフェ」のお隣 |
営業時間 | 11:30~17:00 |
定休日 | 木曜日・金曜日 |
■お店からの一言: 訪れた人に楽しんでいただくため、さまざまなハウスルールがございます。詳しくはお店のfacebookでご確認下さい。